タイガーペイ(TIGER PAY)は2021年よりサービス開始した、国際的なオンライン送金・決済サービスです。2022年よりオンラインカジノの入出金でも、タイガーペイの導入が増加しており注目されています。
オンラインカジノで使うペイメントサービスは複数ありますが、タイガーペイは以下のポイントが特におすすめです。
- 日本円やドルなど法定通貨のほか、仮想通貨の入出金が可能
- 日本円から別の法定通貨、仮想通貨への両替も可能
- プリペイドカードを発行すればATM出金もできる
オンカジやブックメーカー目的のほか、仮想通貨の運用でもタイガーペイが役に立ちます。こちらのページでは、タイガーペイの口座開設方法や利用手順についてご紹介します。
タイガーペイ(TIGER PAY)とは|法定通貨・仮想通貨の送金決済サービス
タイガーペイはフィリピンの企業・URBAN SQUARE PLUS INC.が運営している電子決済サービスで、企業情報は以下の通りです。
- 運営企業:URBAN SQUARE PLUS INC.
- 住所:15th Floor MDI Corporation Center, 10th Ave. Corner 39th St., BGC,
- 金融ライセンス(Andex Pay):HUALING KUTAISI LICENSE
- ライセンス番号:0110295
- 送金ライセンス(Peso Forward社):MSB 6000522000000
アンデックス社の金融ライセンス、及びPeso Forward社の送金ライセンスを取得しています。それぞれ業界内でも大手で、信頼できる企業とのパートナーシップから安全性が伺えます。
総合格闘技:RIZINとスポンサー契約
タイガーペイはスポンサー活動を積極的に行っており、日本国内でも知名度の高いRIZINのスポンサーでもあります。
総合格闘技のRIZINは、遊雅堂のスポーツブックでもベットできますので、格闘技好きの方であればタイガーペイを利用したり見たことがあるかもしれませんね。
タイガーペイは日本語サポートもあり安心
海外企業によるサービスですが、タイガーペイは日本語でのサポートがあり安心です。
- ライブチャット
- メール(問い合わせ先 support@tiger-pay.com)
口座開設手順での確認でサポートとやり取りしましたが、メールでは日本人スタッフの方が対応いただいたので、言語面での問題はなさそうですね。また、メンテナンスなどの告知もログイン後ページのほか、日本語でのTwitterアカウントよりご確認いただけます。
タイガーペイのサービス内容まとめ(送金・両替など)
オンラインカジノの入出金方法で紹介しているサービスは複数ありますが、タイガーペイは汎用性が高く、国内銀行口座や仮想通貨での入出金や両替が可能です。
▷引用元:TIGER PAY 公式サイト
タイガーペイへの入金方法
オンライン送金ができるタイガーペイでは、アカウントへの送金・入金方法が多数あります。各種方法と手数料・入金限度額など以下表の通りです。
入金方法 | 手数料 | 入金限度額 | 着金時間目安 |
国内銀行 | 5% | 1~5,000,000円 | 5分 |
国際銀行 | 無料 | 1~50,000ドル | 3~5営業日 |
仮想通貨 | 無料 | 各通貨で0.001〜 | 即時反映 |
ペイジー | 4% | 1,000~950,000円 | 即時反映 |
クレジットカード | 5%(日本円の場合) | 要確認 | 即時反映 |
国内銀行口座やクレジットカードが手軽な入金方法ですが、手数料が発生する点が気になります。ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨を持っている方は、送金手数料が無料なので仮想通貨での送金がおすすめです。
※クレジットカード入金は、パーソナルアカウントのアップグレードが必要です。
タイガーペイからの出金方法
オンラインカジノの資金やビジネスでの集金で得た法定通貨・仮想通貨を、以下の方法で出金することが可能です。
入金方法 | 手数料 | 出金限度額 | 着金時間目安 |
国内銀行 | 2% (ミニマム:35ドル or 3,500円) | 1~5,000,000円 | 1営業日 |
国際銀行 | 2.5% (ミニマム:60ドル or 60ユーロ) | 1~50,000ドル | 3~5営業日 |
仮想通貨 | 1.2% | 各通貨で0.001〜 | 1分 |
プリペイドカードチャージ | 2% (ミニマム:15ドル or 1,700円) | 1~800,000円 | 3~5営業日 |
銀行出金のほか、プリペイドカードでのATM出金や仮想通貨の送金も可能です。いずれも手数料は発生しますが、出金方法が多いのは便利ですね。
※銀行出金、プリペイドカードの利用はパーソナルアカウントのアップグレードが必要です。
タイガーペイの両替(エクスチェンジ)
タイガーペイでは一つのアカウントで、複数の法定通貨・仮想通貨を両替・保管することができます。
エコペイズも法定通貨での両替は可能でしたが、タイガーペイでは日本円からビットコイン、イーサリアムから米ドルといった法定通貨と仮想通貨の両替もできますので、より利便性が高いですね。
- 日本円
- 米ドル
- ユーロ
- ペソ(エクスチェンジのみ)
【仮想通貨】
- BTC
- ETH
- XRP
- USDC
- USDT
タイガーペイの利用メリット・デメリットまとめ
オンラインカジノなどでタイガーペイを利用する場合、いくつかのメリットがある一方で気になるポイントもあります。
タイガーペイのメリット
タイガーペイは国際間のオンライン送金・資金管理に特化しているだけあり、決済で便利な面が多いですね。
- 入金が手軽で仮想通貨にも対応
- プリペイドカードのチャージでATM出金ができる
- アカウント開設は無料
- 国内銀行口座の入出金では限度額も高め(最大500万円)
- 複数の法定通貨・仮想通貨をまとめて運用できるのでビジネスの決済でも活用
オンラインカジノやブックメーカーなどゲーミング関連の決済に限らず、仮想通貨の運用や国際的な集金・支払いにおいてタイガーペイの活用が期待できます。
プリペイドカードからのATM出金は利便性が高く、エコペイズのエコカードのほかスティックペイ(STICPAY)のカードでも以前は利用可能でしたが、発行停止になったためタイガーペイの需要が高まっている背景もありますね。
タイガーペイのデメリット
ただ、タイガーペイの実用において手数料などネックになるポイントもあります。
- 入金時の手数料が高め(国内銀行送金で5%)
- プリペイドカードでも発行手数料・ATM出金の手数料が取られる
- 両替手数料はかからないものの、レートが高く為替差損のコストも
便利な反面、全体的に手数料などのコストが発生するイメージです。プリペイドカードではカード発行で150ドル(25ドルはキャッシュバック)、プリペイドカードチャージで2%(最低15ドル)、ATM出金で5ドル+ATM手数料と利用するまでに手数料が多く発生します。
プリペイドカードの発行でも手間と時間がかかり、面倒という理由からタイガーペイの運用を諦める人もいるでしょう。ただ、ATM出金の必要がない場合は、国内銀行口座・仮想通貨での入出金だけでもある程度活用できるかと思います。
また、以下でも紹介していますがタイガーペイを利用できるオンラインカジノも少なく、業界内でのペイメントサービスではそれほど普及が進んでいません。
タイガーペイがおすすめなユーザーの傾向
以上のメリット・デメリットから、タイガーペイの利用が適しているユーザーの傾向をまとめました。
- 円とドル、ユーロなど複数の通貨でオンカジをプレイする
- 仮想通貨とまとめて資金を管理したい
- ATM出金で手軽に引き出ししたい
- 海外取引や旅行などで、外貨での決済をしたい
手数料や申請準備はかかりますが、ATM出金の利用価値が高いと感じた方はぜひタイガーペイをご活用ください。また、仮想通貨ウォレットなどを利用せず、タイガーペイ一つでビットコインなど管理できるのは大きなメリットですね。
タイガーペイが利用できるオンラインカジノは?
タイガーペイの普及率は低めですが、2022年より利用できるオンラインカジノは増えています。ステークカジノなど、日本国内でも知名度が高くなっているオンカジで利用可能です。
オンラインカジノへの入出金では手数料はかからず、着金反映も早いので便利です。ただ、実際に運用するにはアカウント開設のほか、アップグレードまでする必要がありますので準備しておくといいでしょう。以下で詳しく説明します。
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タイガーペイのアカウント開設方法
タイガーペイを活用するまでの準備・ステップはざっくり言うと以下3つあります。
- アカウントの開設
- 口座のアップグレード
- プリペイドカードの発行申請
ATM出金を特に利用しないということであれば、3の申請手続きは不要となります。
ですが、タイガーペイの初期アカウントでは一番下のグレード(ファストアカウント)で、利用額上限や銀行出金が不可など制限があるため、1のアカウント開設と2のパーソナルアカウントへのアップグレードは最低限必要です。
まずは、タイガーペイの公式サイトより『口座開設』へ進みます。
登録フォームより、お申込み者タイプとメールアドレスを指定します。個人で利用する場合、『個人名義』を選びます。
タイガーペイで利用するパスワードや名前、生年月日などを入力します。
登録内容の確認・口座開設を選んだ後は、タイガーペイから認証URLがメールが届きますので確認します。
認証URLをクリックすることで、タイガーペイのアカウント開設が完了します。登録完了のメッセージにも記載されていますが、登録直後のファストアカウントでは利用金額上限など上限があるので、続けてアップグレードの手続きを行います。
タイガーペイの口座アップグレード手順
アカウント口座の開設後、指定したメールアドレスとパスワードを使ってタイガーペイにログインします。
利用限度額の引き上げやプリペイドカードの発行をするために、ファストアカウントからパーソナルアカウントへのアップグレードを行います。右上のアカウントメニューより、『口座アップグレード』を選択します。
スタンダード口座(パーソナルアカウント)のアップグレードについて、確認メッセージが表示されます。『次へ』をクリックします。
アップグレードで必要な情報を入力します。各項目について、英語(ローマ字)で入力する必要があります。
タイガーペイのアップグレードで必要な書類
この後、身分証明書と住所確認書類をアップロードする画面が出ますので、以下書類を写真で撮影したデータをアップします。
- 運転免許証(両面)
- パスポート(写真のあるページ)
- マイナンバーカード(両面)
- 電気やガス、水道などの公共料金の請求書、または領収書
- 銀行やクレジットカードの明細
- マイナンバーカード、または運転免許証(身分証明証で使っていない場合は有効)
それぞれアップロードをすると、以下画面が表示されます。アップグレードの審査に入ります。
提出した書類に不備があるとメールで連絡が来るかと思います。
問題がなければ、『[TIGER PAY]口座アップグレード完了のお知らせ』のメールタイトルで、アップグレード完了についてお知らせが入ります。そこまで時間はかからず、自分の場合は申請した翌日にアップグレード完了しました。
これでパーソナルアカウントになったので、上限額や入出金の制限なくタイガーペイを利用できます。
参考:オンラインカジノへの入金手順
オンラインカジノへの入金手順も簡単で、タイガーペイを使った入金手順をご紹介します。入金方法一覧よりタイガーペイを選択します。
タイガーペイからの入金額をしています。手数料の表示項目もありますが、特に手数料なしで入金可能です。
入金申請をするとログイン画面に遷移しますのでログインします。
あとは入金内容を確認して、手続きを進めれば入金完了です。基本的に即時反映なので、タイガーペイからの入金が楽ですね。
タイガーペイのプリペイドカード申請方法
また、プリペイドカードも利用したい方向けに申請方法をご紹介します。パーソナルアカウントへのアップグレードを済ませた後、ログイン後のTOPページよりカードを申請します。
カード発行申請の画面が表示されます。カードタイプは『UPI Card』で、枚数は1枚です。タイガーペイのプリペイドカードは原則、1アカウント1枚だけの発行となります。
プリペイドカード発行の場合、以下画像のような項目入力が求められます。会社の住所を記載する欄もありますが、タイガーペイより本人確認などで会社へ連絡することはないようです。
入力した内容が反映された申請書をダウンロードできますので、PDFファイルを確認します。
カード申請について内容がややこしいため、詳しくは上記画面にあるマニュアルより必要書類の詳細を確認するといいでしょう。
また、必要書類のアップロードとあわせて、プリペイドカードの発行で要する手数料(150ドル)も支払う必要があります。
一通りの申請が終わると、メールでもカード申込について確認の連絡が来ます。時期にもよりますが、カード申込件数が多いと審査・発送までに時間を要しますので、2週間〜1ヶ月くらいは見ておくといいでしょう。自分が申請した際もカードの到着まで3週間かかりました。
タイガーペイのプリペイドカードが届いてから|有効化の手続き
プリペイドカードが届いたら、ログイン後の画面よりカード有効化の手続きをします。カード申請状況より『新しいカードを有効化する』を選択します。
カード有効化の画面より、カード番号の下6桁を入力します。
これでプリペイドカードが有効化されました。
プリペイドカードを使うには、カードへのチャージ手続きも必要になりますので以下で確認しておきましょう。
タイガーペイのプリペイドカードチャージ・残高確認方法
タイガーペイのプリペイドカードにチャージする場合、同じログイン後の画面から手続きができます。ただし、カードの残高についてはカード運営元の『OMNIPAY』のサイトから確認する必要があるため、あわせて解説します。
また、カードチャージとATM出金では手数料や為替手数料で余計なコストがかかってしまう恐れもありますので、おすすめの両替方法もご紹介します。
プリペードカードのチャージ方法
ログイン後の画面で、左側のメニューまたはTOP画面左上のカードアイコンより『カードチャージ』を選択します。
カードチャージの画面では、アカウントから出金する通貨とチャージ通貨、チャージ金額を指定します。
これでチャージ申請は完了しますが、プリペイドカードへ反映されたら『カードチャージ完了のお知らせ』のメールで通知されます。注意点として、チャージ反映が割と時間を要します。3~5営業日かかるようなので、すぐにはATM出金できないですね。
プリペイドカードのチャージ通貨と手数料の注意点
手数料をおさえたい場合にはアカウントで日本円に両替せず、チャージ申請時にUSD→JPYまたはBTC→JPYといった例で両替するといいですね。というのも、アカウントでの両替では3%程度の両替手数料が発生するため、金額が減ってしまいます。
また、プリペイドカードのチャージ通貨は日本円を推奨しています。USD(米ドル)でチャージするとATM出金時に為替差損(手数料)が追加で発生するため、出金できる金額が減ります。
そのため、タイガーペイカードへのチャージ手数料(2%)とATM出金手数料(5ドル+ATM手数料の約150円)以外、費用がかからない方法がおすすめです。JPY(日本円)でタイガーペイアカウントへ入金したらそのままJPYでチャージして、USDやBTCなど別の通貨の場合はチャージ時にJPYに変えるといいでしょう。
タイガーペイカードの残高確認方法(OMNIPAYのアカウント開設)
タイガーペイカードにチャージした金額や残高の確認について、OMNIPAYの会員登録・アカウント開設をすることで対応できます。
OMNIPAYの公式サイトは以下からご確認いただけます。日本語対応していないため戸惑うかもしれませんが、手続き自体はそこまで難しくありません。
OMNIPAYの公式サイトより、以下の流れで手続きを進めます。プリペイドカードが入っている封筒には、ATM PINが記載されている書類もあるので、忘れずに確認しておきましょう。
- 『REGISTER』よりアカウント登録手続き
- 登録したメールアドレスに届くアクティベーションコードを使って、アクティベートをする
- ONMIPAYにログイン後、『Enroll A New Card』よりカードを登録(カード番号のほか、カード郵送時に同封されてあった書類に記載されてあるATM PINの番号を入力)
- カード登録完了後、『VIEW BALANCE』よりJPY・USDの通貨別で残高を確認できる
- 必要に応じて『Change PIN』より、初期設定されてあるATM PIN(ATM出金時で使うパスワード)を変更
ONMIPAYのアカウント開設フォームは以下画像の通りです。生年月日や住所のほか、秘密の質問などを指定します。
入力して分かりづらかった項目は以下の通りです。
- Password:パスワードの設定で、!#$%などの記号を1つ以上入れる必要あり
- Country:日本の場合には『81』を入力
- Area code:携帯電話の上2桁(80や70など)の数字を入力
- Mobile:携帯電話番号の残り(後ろの)8桁を入力
OMNIPAYのアカウント開設・カード情報の登録など多少面倒ですが、一度手続きをしておけば今後の残高管理が楽になるので、ぜひご利用してみてはいかがでしょうか。
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